山中で釣りの男女３人が不明、下山予定の２５日は現地に避難指示…宮城の鳴子温泉鬼首

３人が行方不明となった現場付近は通行止めとなった（２６日午後５時４３分、宮城県大崎市で）

　宮城県警は２６日、同県大崎市鳴子温泉 鬼首 （おにこうべ）の山中に釣りに出かけた５０～７０歳代の男女計３人が行方不明になったと発表した。鳴子署や消防などは遭難した可能性があるとみて約３０人態勢で捜索を続けたが、同日午後５時に打ち切った。２７日早朝から再開する。

　発表によると、行方不明になっているのは静岡県の５０歳代男性、香川県の７０歳代男性、千葉県の６０歳代女性。２３日に入山し、２５日に下山する予定だったが、２６日午前に家族から「連絡が取れない」と１１０番があった。付近では３人が一緒に乗ってきたとみられる車が見つかった。

　仙台管区気象台によると、現場近くの川渡では２５日午前から雨が降り始め、市は同日午後１時、土砂災害の危険があるとして鬼首地区の住民に避難指示を出した。２６日の２４時間降水量（午前７時５０分）は観測史上最大の１９５・５ミリを記録した。