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宮崎商 接戦制しV 好走塁 9回決勝犠飛

読売新聞 / 2024年7月27日 5時0分

9回、宮崎商・谷口の犠飛で生還する3塁走者・小倉(捕手・押川)=佐伯文人撮影

 全国高校野球地方大会は26日、2大会で決勝が行われ、新潟では新潟産大付が帝京長岡を振り切って、春夏通じて初めての甲子園出場を決めた。宮崎商(宮崎)は富島との接戦を制し、3年ぶりの代表。2年連続春の選抜準優勝の報徳学園(兵庫)は3年連続の出場を目指す社にサヨナラ勝ちし、決勝へ駒を進めた。

宮崎商4―3富島

 勝負の明暗を分けたのは判断力だった。

 3―3の九回無死三塁、打席に立った宮崎商の8番谷口は前進守備の内野を見て、「最低でも犠牲フライ」と外野に飛ばすことだけを考えた。2球目、外角の直球をたたく甲高い金属音とともに訪れた一瞬の静寂。浅い中飛に、三塁走者の小倉はタッチアップを狙った。

 頭から本塁に突っ込み、捕手との隙間をつき、左手でベースの左端をタッチ。際どいタイミングだったが、判定はセーフ。小倉は「フライが上がった瞬間、捕球位置から本塁までの距離を予測して行けると思った。迷いはなかった」と決勝点を振り返った。

 結果は必然だった。チームはこれまで得点圏に走者を置いた打撃練習を行い、打球の行方を判断する目を鍛えてきた。1点を確実に取る野球で、今大会は5試合すべてが3点差以内と接戦をものにして、頂点に立った。

 3年前の出場時は、選手に新型コロナウイルスの感染者が出て、開幕後に戦わずして辞退した。主将の谷口は「先輩たちの思いも背負って出場する。チャンスでの一打で勝ち上がりたい」と力強く語った。(古島弘章)

宮崎商(宮崎)3年ぶり6度目

 ◇1919年創部。64年夏に4強。OBに元広島などの水谷実雄氏、元ヤクルトの赤川克紀氏ら。県立。

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