新潟産大付 初切符

４回途中から登板し、２失点に抑えた新潟産大付・田中

　全国高校野球地方大会は２６日、２大会で決勝が行われ、新潟では新潟産大付が帝京長岡を振り切って、春夏通じて初めての甲子園出場を決めた。宮崎商（宮崎）は富島との接戦を制し、３年ぶりの代表。２年連続春の選抜準優勝の報徳学園（兵庫）は３年連続の出場を目指す社にサヨナラ勝ちし、決勝へ駒を進めた。

新潟産大付４―２帝京長岡

　新潟産大付が、プロも注目する帝京長岡のエース茨木から１０安打４得点。ノーシードから初の甲子園出場を決めた。二回に中村、千野の連続長短打で２点を先制すると、五回にも２点を追加。エース宮田から田中への継投で相手の反撃を２点に抑えた。今大会は新潟明訓、日本文理、中越といった甲子園出場経験のある強豪を撃破。１イニング７得点を２度記録するなど、爆発的な攻撃力を誇る。吉野監督は「厳しい組み合わせだったが、粘り強く戦えた」と選手をたたえていた。

新潟産大付（新潟）初出場

　◇１９５９年創部。春夏通じて初めての甲子園出場。卓球部や陸上部なども全国レベル。私立。