パリ五輪開会式、最終聖火走者の予想もあったジダンさんが冒頭に映像で登場

パリ五輪の開会式、フランス国旗と同じ３色の煙が立ち上った（２６日）＝ＡＰ

　パリオリンピックの開会式は２６日午後７時半（日本時間２７日午前２時半）、聖火の映像とともに始まった。（デジタル編集部）

　聖火を手にコメディアンがスタジアムに飛び込むと、観客がまったくおらず、運ぶ先を間違えたことに気づき狼狽。そこに現れたのは、地元開催となった１９９８年のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）で中心選手として活躍し母国をＷ杯初優勝に導いたジネディーヌ・ジダンさん。聖火リレーの最終ランナーも予想されたスーパースターが早くも登場し、聖火を引き継いで、街中を疾走した。

　現役時代のファンタスティックなプレーさながら、走り、ジャンプし、旋風を巻き起こすと地下鉄へ。電車は動き出したが、突然止まってしまう。ジダンさんをスケートボードなどに乗って追いかけたものの、電車に乗りそこなった子供たち３人が恐る恐る近づくと、ジダンさんは３人に聖火を託した。

　子供たちが怪しいボートに乗って川を進むと、パリオリンピックに出場する選手たちがボートでセーヌ川を下る現実の映像に。最初にギリシャ選手団が登場した。