東京五輪はコロナ感染で出場できなかった２０歳と「キング・ジェームズ」が開会式の旗手…アメリカの大選手団

　日が暮れたセーヌ川で２６日（日本時間２７日）に行われたパリ五輪の開会式で、船上パレードの最後から２番目に登場のアメリカは６３１人の大選手団を送り込んだ。旗手を務めたのは男子バスケットボール代表のレブロン・ジェームズとテニス女子のコリ・ガウフだ。

　コリ・ガウフは昨年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾った２０歳。ロイター通信によると、米国史上最年少の旗手で、３年前の東京オリンピックは新型コロナウイルスに罹患して出場できなかった。旗手の大役を務めることは開会式のわずか２日前に発表された。

　３９歳のレブロン・ジェームズは、パリ五輪で５連覇を目指す男子代表の主軸で、米プロバスケットボール協会（ＮＢＡ）のスター選手。今回の代表チームはケビン・デュラント、ステフィン・カリーなど豪華メンバーをそろえ、マイケル・ジョーダンやスコッティ・ピッペン、マジック・ジョンソンらで構成された１９９２年バルセロナオリンピックの「ドリーム・チーム」を彷彿とさせる。

　パレードに参加した超大型の船は多くのアスリートで超満員。２人の旗手は船首で星条旗を掲げた。