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「最後の復興」亀山モノレール起工式、気仙沼市長「屈指の眺めをぜひ見に来てほしい」…朝ドラ舞台

読売新聞 / 2024年7月28日 12時42分

気仙沼市が整備を予定するモノレールのイメージ(メーカー提供)

 宮城県気仙沼市大島の「亀山」(標高235メートル)の山頂と中腹駐車場を結ぶ「モノレール」の起工式が26日、現地で行われた。東日本大震災で被災したリフトに代わる設備で、市は「ハード面での最後の復興事業」と位置付ける。来年度中の完成を目指し、誘客の起爆剤としたい考えだ。

 NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台となり、山頂からの360度の眺めが魅力の亀山。リフトの復旧は復興予算では認められず、地方創生として事業化にこぎ着けた。

 モノレールは、片道409メートルを2両編成(各20人乗り)で往復15分間隔で運行する。山頂には展望テラスやカフェスタンドなどを整備する。一方、当初9億9000万円だった事業費は資材費高騰や山頂整備などで20億5000万円に増えた。市は有利な過疎債などを活用するが、実質負担も2億7200万円に増え、今後の維持費など課題も多い。

 この日の起工式には市や工事関係者ら約50人が出席し、神事などを行った。菅原茂市長は「モノレールと山頂テラスの整備で観光地としての価値をさらに高めたい。三陸復興国立公園屈指の眺めをぜひ見に来てほしい」と期待した。市は今後、現地工事と並行し、モノレールの運行料金の設定など公設民営による事業計画を詰める方針だ。

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