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創業105年・下関の最大手の鯨肉加工業者、破産手続開始決定…捕獲量減り仕入れ値上昇も痛手

読売新聞 / 2024年7月27日 15時28分

31年ぶりの商業捕鯨再開で、見送りを受けて出港する日新丸(山口県下関市で)=2019年7月撮影

 1919年(大正8年)創業の水産加工・卸売会社「マル幸商事」(山口県下関市彦島西山町)が、山口地裁下関支部から破産手続きの開始決定を受けた。決定は19日付。消費低迷で主力の鯨肉や鯨肉加工製品の売り上げが落ち込み、コロナ禍も追い打ちとなって収益が悪化した。負債総額は10億円前後とみられる。従業員約30人は8月で解雇する。

 破産管財人の弁護士などによると、同社は鯨肉関係の取り扱いでは地場最大手の老舗。高度成長期を境に鯨肉の需要が減った影響で売り上げが減少傾向となり、近年は約10分の1にまで縮小していた。

 ここ3年は売上高が5億2000万~4億6500万円と低迷。鯨の捕獲量減少を背景にした仕入れ値の上昇も影響し、8000万~6500万円の債務超過になっていたという。

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