ソフトテニス女子、前年覇者の姉から学んだ「楽しむ力」で３回戦突破…須磨学園、中谷・竹平組

須磨学園の中谷選手（左）と竹平選手

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）は２６日、新たに自転車、少林寺拳法、ソフトテニス、バレーボール女子が始まり、福岡、佐賀、長崎、大分４県で５競技が行われた。

　須磨学園の中谷ももこ選手（２年）が、竹平碧純選手（１年）とペアを組み、３回戦を突破した。３―３で迎えたマッチポイント、相手の前衛に向かって思い切りスマッシュを打ち込むと、球は相手のラケットをはじいて場外に飛び出した。「いつもだったら諦めていた場面。今日は楽しみながらプレーできた」と振り返る。

　「楽しむ力」を教えてくれたのは、姉の中谷さくらさん（１８）。昨年の総体ソフトテニス女子（個人戦）の優勝者で、部活の先輩でもあった。緊張していると「気楽にいきや」と優しく声をかけてくれた。

　昨年の総体、決勝に笑顔で臨んだ姉を見て憧れを抱いた。「ももらしく頑張れ」と送り出された今大会。球速の速い相手にも果敢に挑んで行く覚悟だ。