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エーザイのアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」、欧州医薬品庁の評価委が「効果は小さい」と否定的見解

読売新聞 / 2024年7月27日 11時33分

エーザイ社の「レケンビ」

 欧州連合(EU)の薬事当局「欧州医薬品庁(EMA)」は26日、日本の製薬大手エーザイが米製薬会社バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)について、加盟国代表らによる評価委員会が、販売承認に否定的な見解をまとめたと発表した。「認知機能の低下を遅らせる効果は小さく、効果が副作用のリスクを十分に上回らない」との理由で、エーザイは再審議を求める方針だ。

 レカネマブは、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積する異常なたんぱく質「アミロイド β ベータ」を除去し、病状の進行抑制を狙う。臨床試験では、1年半の投与で症状悪化のペースを27%抑えられた一方、13%に脳の浮腫、17%に脳の微小出血が起こる副作用がみられた。

 レカネマブは米国や日本など6か国・地域で承認され、日米中では既に発売されている。

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