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「佐渡島の金山」世界文化遺産への登録決定…日本で21件目

読売新聞 / 2024年7月27日 14時2分

世界遺産登録が決まった「佐渡島の金山」の「道遊の割戸」。手作業で鉱脈を掘り下げた痕跡がV字状に残る=上甲鉄撮影

 【ニューデリー=浅野友美】インドで開かれている国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は27日、日本が推薦した「 佐渡島 さどの金山」(新潟県佐渡市)を世界文化遺産に登録することを全会一致で決めた。江戸時代に手作業による技術で世界最大級の金生産量を誇った歴史的価値が評価された。

 ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)は、明治以降の要素が多い一部地区の除外など3点の対応を求めた上で、審議を来年以降に回す「情報照会」を勧告したが、政府と自治体は求めに沿って対応を進め、評価を引き上げての登録を果たした。

 「佐渡島の金山」を巡っては、韓国が「戦時中の強制労働の被害の現場だ」と登録に反発してきたが、日本は、朝鮮半島出身者を含む労働者の過酷な環境を解説する展示を現地で行う方針を示すなど、韓国と対話を続けてきた。27日の委員会で、21の委員国の一つである韓国の代表団は、「日本が全体の歴史を包括的に扱う解釈を展開してきた」などと述べ、賛成を表明した。

 日本の世界遺産は、文化遺産と自然遺産を合わせて26件となる。

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