照ノ富士、隆の勝に不覚取り２敗目…優勝決定は千秋楽に持ち越し

隆の勝（左）に寄り切りで敗れた照ノ富士（２７日）＝伊藤紘二撮影

　大相撲名古屋場所１４日目（２７日・愛知県体育館）――優勝に王手をかけていた横綱照ノ富士は隆の勝の寄りに不覚を取り２敗。３敗の隆の勝とは１差に縮まった。隆の勝は３個目の金星。優勝決定は千秋楽に持ち越され、この２人に絞られた。

　大関琴桜は、大関陥落が決まった貴景勝を押し出して９勝。貴景勝は９敗。

　関脇大の里は美ノ海を圧倒して９勝目。美ノ海は４敗で優勝争いから脱落した。

　関脇阿炎は、関脇霧島を引き落として勝ち越しを決めた。霧島は７敗。

　小結平戸海は御嶽海を寄り切って９勝。

　小結大栄翔が湘南乃海を突き落として勝ち越しを決めた。