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スケートボード・中山楓奈はこんな人…「ラスカル」から3年、「声優ラジオ」聞いて滑るメダリスト

読売新聞 / 2024年7月28日 18時11分

アクションスポーツのパリ五輪予選シリーズ(OQS)第2戦。スケートボード女子ストリート決勝で技を成功させて、あんどした表情を見せる中山楓奈

パリオリンピックのスケートボード・ストリート女子に出場する、19歳の中山 楓奈 (ふうな)(ムラサキスポーツ)。東京オリンピックでは銅メダルに輝いた彼女も、ストリート女子では「日本勢最年長」となった。2大会連続の表彰台を狙う彼女の経歴を紹介する。

 東京オリンピックでは、16歳で銅メダルを獲得。同じく13歳で金メダルを獲得した西矢 (もみじ)(サンリオ)と共に、若い世代の選手層の厚さを示した。実力は折り紙付きで、“必殺技”は「フロントサイドKグラインド」(フロントK)というトリック。板の前車輪の金具を斜めにかけながら手すりを降りるトリックで、この技で東京五輪のメダルを手繰り寄せた。また、この時のインタビューで、西矢との会話の内容を問われ「ラスカルの話をしていました」と唐突に語り、日本中を疑問符で埋め尽くしたのも語り草となっている。

 世界ランク上位に日本人が多く名を連ねるストリート女子。代表レースは熾烈を極めるが、2023年に左鎖骨を骨折するなど苦戦が目立った。それでも、五輪予選シリーズ(OQS)の最終戦で大技「ヒールフリップ・バックサイド・リップスライド」を決めて3位に入り、代表の座を射止めた。

 おっとりした性格で、話し方も柔和。今年4月に早稲田大学に進学し、スケートボード・ストリートの日本選手団では唯一の「大学進学者」となった。入学式では報道陣に対して「緊張と不安がある。スケボーの先輩で大学に行っている人を知らないので……」と中山節を 炸裂 (さくれつ)させた。イヤホンを着けて競技に臨む選手も多いスケートボードにおいて、中山は人気声優が出演するラジオを聴きながら滑ることをルーチンにするなど、マイペースさが魅力の選手だ。

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