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ブリンケン国務長官、ウクライナ侵略のロシア支援巡り対中制裁の強化示唆…王毅外相と会談

読売新聞 / 2024年7月28日 0時5分

27日、ラオスの首都ビエンチャンで握手するブリンケン氏(左)と王毅氏=AP

 【ビエンチャン=淵上隆悠、吉永亜希子】米国のブリンケン国務長官と中国の 王毅 ワンイー外相(共産党政治局員)は27日、ラオスの首都ビエンチャンで会談し、意思疎通の継続で一致した。米側は、軍同士の意思疎通をさらに深める必要性を強調した。

 両氏の会談は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議に合わせたもので、今年4月に北京で行われて以来。米中は昨年11月の首脳会談以降、国防相を含む高官対話を継続し、開発競争が激しい人工知能(AI)のルール作りでも本格対話が始まっている。

 ただ、台湾問題などでは溝は深い。ブリンケン氏は会談で、台湾海峡の平和と安定を維持する重要性を強調し、南シナ海での中国の覇権主義的な動きをけん制した。王氏は「『台湾独立』の動きは必ず抑え込み、台湾完全統一を実現させる」と反発した。

 会談では、ウクライナ情勢も議題に上った。ブリンケン氏は、中国がロシアの防衛産業を支えていると批判し、対処しなければ「適切な措置を講じる」と述べ、対中制裁の強化を示唆した。王氏は、「法にのっとり輸出管理している」との立場を崩さず、大きな隔たりが残った。

 ブリンケン氏は会談に先立つASEANとの会合で、南シナ海問題で「中国の非合法な行動」にともに対処するよう各国に呼びかけた。中国はこうした米国の言動を、「対立をあおっている」と非難している。

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