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ホッケー常連校「米沢商」としての最後のインハイ、仲間を鼓舞した60分…「校名変わっても上を」

読売新聞 / 2024年7月27日 20時54分

米沢商3年・青嶋亜弥主将

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は27日、ホッケー、なぎなた、サッカー男子が始まり、5県で8競技が行われた。ホッケー女子では米沢商が1回戦で姿を消した。

不来方(岩手)4-0米沢商(山形)

「最後に結果を残したかった」米沢商3年・青嶋亜弥主将

 過去には準優勝の経験もある全国高校総体の常連校だが、生徒の減少による統廃合で来年度から校名が米沢鶴城に変わる。1回戦で敗退し、「最後に『米沢商は強かった』と言われる結果を残したかった」と悔しがった。

 小学生の時、地元の山形県米沢市で開催された総体のホッケーを父親と観戦し、夢中になった。しかし、近隣の中学には女子ホッケー部はなく、米沢商の練習に参加させてもらって実力を付けた。

 ほかの選手は高校から始めた初心者が多い。3位になった2022年の総体でベンチ入りした3年生を中心に、ゲーム形式の練習を積み重ねて試合勘を養ってきた。

 また、それぞれの自宅で「点を取る」「1対1で勝つ」などの目標を書いた紙を壁に貼り付け、その成功を繰り返しイメージするトレーニングも導入した。

 猛暑による疲労もあって大会前にはけが人が続出。この日も慣れない天然芝のフィールドとあって序盤から先行される苦しい展開となったが、互いを鼓舞して計60分間を戦い抜いた。後輩に向けては「学校名が変わっても上を目指し続け、勝つ楽しさ、喜びをもっと知ってほしい」。プレー中に引き締まっていた表情を緩ませた。

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