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男子バレーはお得意様ドイツに黒星、マッチポイント握りながら勝ちきれず…石川祐希主将「初戦意識しすぎたか」

読売新聞 / 2024年7月27日 21時31分

最終セット、スパイクをブロックされた高橋藍(27日)=池谷美帆撮影

 パリオリンピックのバレーボール男子日本は27日、1次リーグ初戦でドイツと対戦し2-3で敗れた。第1セットを17-25で落とした後、第2、第3セットは奪い逆転。しかし、第4セットを28-30で競り負けてセットカウントで並ばれ、第5セットは12-15だった。

 バレーの男子日本には、固い決意がある。主将の石川は「パリ五輪は、メダルを取るためにいく」と言い切った。だが、6連勝中だったドイツに足をすくわれ、1972年ミュンヘン大会の金メダル以来となる表彰台に向け、好スタートを切ることはできなかった。

 「初戦を意識しすぎたのか。もったいないミスが非常に多かった。それだけ(ミスを)やっていれば、やっぱり勝てない」。チーム最多の22得点を挙げたとはいえ、石川の表情は晴れなかった。

 セットカウント2―1と逆転した後の第4セットが、鍵だった。マッチポイントを握りながらも、ジュースの末に落として追いつかれ、「あそこを取るか取らないかが、勝敗を決めた」と高橋藍(サントリー)。最終セットは序盤から立て続けにポイントを奪われ、10年ぶりにドイツに屈した。

 開催国枠で出場した東京五輪は8強入り。今回の五輪は2008年北京大会以来、16年ぶりに自力で予選を突破して出場権をつかみ取った。今は、石川ら欧州で腕を磨く選手が増え、世界各地を転戦する形で行われる代表戦でも好成績を残した。五輪開幕時の世界ランキングは2位。メダル候補として期待され、初戦で硬くなったのかもしれない。

 ただ、石川は自信を失っていない。「もちろん立て直すし、ここから上がっていくしかない。これで終わるようなメンバーではない」。まずは31日のアルゼンチン戦で本来の力を出し切るのみだ。(平地一紀)

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