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サッカー男子日本がマリと対戦へ…連勝なら決勝トーナメント進出、オーバーエージ不採用では初

読売新聞 / 2024年7月28日 3時7分

パラグアイ戦の63分、チーム2点目のゴールを決める三戸舜介(中央)(24日)=松本拓也撮影

 パリオリンピックのサッカー男子は27日、1次リーグ第2戦が行われ、初戦のパラグアイ戦に5―0で大勝しているD組の日本(勝ち点3)は日本時間28日午前4時からマリ(勝ち点1)と対戦する。

 日本は連勝すれば、勝ち点を6に伸ばしD組2位以上が確定、決勝トーナメント進出が決まる。年齢無制限のオーバーエージ(OA)枠が導入されて以降、日本がこの枠を使用しないで1次リーグを突破するのは初めてとなる。

 サッカーの日本男子は1996年のアトランタ大会で28年ぶりのオリンピック復帰を果たしたが、この大会から原則23歳以下という年齢制限を緩和するOA枠が導入された。日本はアトランタ以降、前回の東京大会まで7大会連続で出場し、OA枠を5度使用して、うち3度で決勝トーナメント進出を果たした。

 一方、使用しなかった2大会ではいずれも敗退。ブラジルを破る「マイアミの奇跡」などで2勝1敗だったアトランタ大会は1次リーグ3位で涙をのみ、北京大会は3連敗だった。

 最大3人のOA枠活用は今回も検討されたが、オリンピックはIW(インターナショナル・ウィンドー)の期間外で、招集には各クラブの許可が必要になる。欧州は派遣に難色を示すクラブが多く、OAでの出場に意欲的だった遠藤航(リバプール)の招集はかなわなかった。さらに、23歳以下の世代でも東京オリンピックを経験した久保建英(レアル・ソシエダード)に加え、移籍交渉などでGK鈴木彩艶(シントトロイデン→パルマ)や主力メンバーだった松木玖生らが選べなかった。

 それでも大岩剛監督は「経験を積みにパリ五輪に出場するわけではない。必ずファイナルに進んで金メダルを取るという目標のもと、第1戦から一歩ずつ階段を上がりたい」――。その決意通り、パラグアイ戦でチームは最高の滑り出しを見せた。

 第2戦の相手はマリ。年齢制限のあるオリンピックチームでは単純比較は出来ないものの、世界ランキングは日本の18位に対し53位。しかし、3月に日本国内で国際親善試合を戦った際には、平河悠(当時町田、現ブリストル)の開始早々の得点で先制しながら1―3で逆転負けを喫している。

 この時はパラグアイ戦で攻撃を活性化させた三戸舜介(スパルタ)と斉藤光毅(ロンメル)は出場していなかったが、今回の対戦ではどんな試合を展開するか。チームの成長を見せる一戦になる。

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