体操男子、日本が団体決勝進出…鉄棒で着地失敗の橋本大輝「どんどん体重くなりしんどかった」

あん馬の演技を終え、ガッツポーズする杉野正尭（２７日）＝武藤要撮影

　パリオリンピックの体操男子は２７日、予選が行われ、日本は全６種目の演技終了時点で２６０・５９４点で、団体決勝進出を決めた。１位中国（２６３・０２８）に次いで２位につけている。３位英国（２５６・５６１）、４位ウクライナ（２５３・８９３）までが団体決勝進出を決めた。

　エースの橋本大輝は鉄棒で着地に失敗するなど精彩を欠いた。「今日はどんどん体が重くなって、ちょっとしんどかった。フランスに来てから鉄棒でちゃんとした演技ができていないので難易度を下げた。団体決勝に向けて切り替えていきたい」と話した。

　五輪初出場の岡慎之助は「落ち着いていこうと思ったけど最初の種目は緊張した。ミスなく終えられたが、床など目標の点数に届かなかった種目もあったので、団体決勝では自分のやるべきことをやって、勢いのある演技をしたい」と話した。

　５種目で先頭を務めた萱和磨は「次の選手につなげることができた」と振り返り、「自分の役割を果たし、やるべきことをやっていけば」と、団体の金メダルへ意気込みを語った。