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雨が似合わない競技・ビーチバレー、でもエッフェル塔が見えるコートは「超ハッピー」

読売新聞 / 2024年7月28日 2時10分

 パリオリンピックでは、本格的に競技がスタートしています。ただ、コンコルド広場で予定されていたスケートボード男子の競技が中止となったように、開会式翌日のパリは雨。やや肌寒さも感じる中、町中では、パーカーなどを羽織る人の姿も目立ちました。

雨で「フリージュ」も転倒

 屋外スポーツに悪天候はつきものとは言え、これほど雨が似合わない競技もないでしょう。ビーチバレーです。開会式で歌手のセリーヌ・ディオンさんが「愛の讃歌」を熱唱したエッフェル塔の目の前に設けられた砂地のコートには強い雨が降り注ぎ、観客席はびしょぬれ。コートサイドの通路は滑りやすくなり、両チームのサイドチェンジの際に試合の盛り上げ役として登場した着ぐるみの大会マスコット「フリージュ」は転倒してしまったほどです。

 ただ、こんな状況下でも、明るさを失う人はいません。オーストラリア代表のアイザック・キャラハー選手はスウェーデンとの初戦に敗れたにもかかわらず、前夜の開会式を思い出しながら、「センターコートから、こんなに近くでエッフェル塔が見られるなんて、本当にすごい。これからの試合も楽しみ」と感動を抑えきれない様子。

 スウェーデン代表のダービッド・オーマン選手も「こんなところにいられるなんて、とてつもないし、信じられないし、超ハッピー」と最高級の形容詞を連発しました。観客も、試合中にウェーブをしたり、スパイクがブロックされる場面があると一斉に「ブロック」のポーズをまねたりと、ノリノリです。

「パーティーになっちゃうね」

 当地の気象情報によると、パリでは28日から晴れ間が戻り、29日からは予想最高気温が30度前後となる日が続きそうです。見上げれば花の都のシンボル、エッフェル塔。コートでプレーするのは、世界各国から集まったトップ選手たち。最高の舞台が、さんさんと降り注ぐ陽光で彩られれば、さらに盛り上がること必至です。キャラハー選手が言っていました。

 「これで暑くなってきたら、パーティーになっちゃうね」(デジタル編集部 深井千弘)

 パリオリンピックを巡る様々な話題を、ユニークな視点で随時お届けするコーナーです。

ふかい・ゆきひろ 1977年生まれ。2000年に入社し、地方支局や運動部などを経て、2022年からデジタル編集部。オリンピックの取材は3年前の東京大会に続いて2度目。好きなフランス映画は「最強のふたり」。

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