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池江璃花子は決勝進出ならず「頑張ってきた分だけ無駄だったのかなって」…100mバタフライ

読売新聞 / 2024年7月28日 4時43分

 パリオリンピックの競泳は27日、女子100メートルバタフライ準決勝が行われ、予選を全体14位で通過した池江璃花子(横浜ゴム)は57秒79で1組6着となり、上位8人による決勝進出はならなかった。

 前半の50メートルを3位で折り返した池江だが、後半はタイムが伸びず、決勝に進むことはできなかった。同じ組で泳いで決勝進出を決めた平井瑞希(ATSC・YW)と明暗が分かれるレースとなった。

 テレビ局のインタビューで、目を赤く潤ませた池江は、白血病を克服して世界の舞台に立つまでの長い日々のことが胸の中に巡ったのか、言葉を詰まらせながら「今のレースは…正直…頑張ってきた分だけ無駄だったのかって…そういうレースでした」と話した。

 白血病を克服してレースに復帰、東京五輪はリレーのみの出場で、五輪で個人種目を泳ぐのは、高校1年で出場した2016年のリオデジャネイロ大会以来だった。病気を考えれば、世界の舞台に戻ってきただけでも驚異的なことだが、池江には闘うアスリートとしての強い気持ちがある。「最後は勝負の世界なので勝てなきゃ意味がない。自分の力を出し切れずに終わったし、また4年後リベンジしに帰ってきたい」と前を向いた。

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