大谷翔平３２号ソロ、右翼２階席上部の奥の壁を直撃…直球を完璧にとらえ「確信」

大谷翔平＝ＡＰ

　【ヒューストン（米テキサス州）＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は２７日（日本時間２８日）、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に１番指名打者で出場し、三回に２試合ぶりの本塁打となる３２号ソロを放った。打球は右翼２階席上部にある階段の踊り場を越え、奥の壁を直撃した。飛距離は４４３フィート（約１３５メートル）で、打球速度は１１８・７マイル（約１９１キロ）を記録し、大リーグ公式データサイトによると、本塁打では今年４月２３日のナショナルズ戦で放った６号と並び、自己最速タイだった。

　先頭で打席に入った三回、先発右腕ブランコに対し、２ボール１ストライクからの４球目、真ん中の９２マイル（約１４８キロ）の直球を完璧にとらえた。本塁打を確信したとみられる大谷は、右翼に飛んでいく打球の行方を見つめたまま動かず、少ししてから、ゆっくりと走り出した。一塁を回ったところで右腕を突き上げ、喜びを表した。