1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

天安門広場含む建築群「北京中軸線」が世界遺産登録へ…国際社会で物議醸す可能性

読売新聞 / 2024年7月28日 17時46分

世界文化遺産に登録された「中軸線」に含まれる北京の天安門広場(2023年1月)=大原一郎撮影

 【北京=東慶一郎】中国の北京中心部にある建築群「北京中軸線」が27日、インドで開かれた国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で世界遺産への登録が決まった。国営新華社通信によると、共産党政権が民主化要求運動を武力弾圧した1989年の天安門事件が起きた天安門広場が含まれており、国際社会で物議を醸す可能性がある。

 北京中軸線は、故宮や鐘鼓楼、天壇、永定門など北京旧市街を南北に貫く15の施設から成る。13世紀の元朝時代に始まり、明朝、清朝へと受け継がれた都市建設で、ユネスコは「理想的な首都のデザイン」と評価した。

 一方、新華社は「天安門広場」には毛沢東の遺体を安置する毛主席記念堂や党の重要会議を行う人民大会堂などの関連施設も含むとしている。 習近平 シージンピン政権には、世界遺産登録で共産党統治の正統性を誇示する思惑もありそうだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください