静岡県菊川市の民家で親子３人が切り付けられ死亡、別居する親族の２０歳代の男の行方追う

　２８日午後２時半頃、静岡県菊川市本所の民家で、この家に住む男女３人が血を流して倒れているのが見つかり、いずれも搬送先の病院で死亡が確認された。県警は、別居する親族の２０歳代の男が、刃物で傷つけるなどして殺害したとみて行方を追っている。

　発表によると、亡くなったのは渋谷昭一さん（８７）、妻の育子さん（８１）、娘の留美子さん（５２）。

　渋谷さん方は、外出して無事だった５０歳代の長女を含めて４人暮らし。外出先で長女が留美子さんから助けを求める内容の連絡を受け、「自宅で男が暴れているようだ」と菊川署に通報した。

　２８日午後２時半頃、静岡県菊川市本所の民家で、この家に住む男女３人が血を流して倒れているのが見つかり、いずれも搬送先の病院で死亡が確認された。県警は、別居する親族の２０歳代の男が、刃物で傷つけるなどして殺害したとみて行方を追っている。

　発表によると、亡くなったのは渋谷昭一さん（８７）、妻の育子さん（８１）、娘の留美子さん（５２）。

　渋谷さん方は、外出して無事だった５０歳代の長女を含めて４人暮らし。外出先で長女が留美子さんから助けを求める内容の連絡を受け、「自宅で男が暴れているようだ」と菊川署に通報した。県警は長女の話から、男は２０歳代の親族とみている。

　駆けつけた署員らが家の中で倒れた３人を見つけ、凶器とみられる刃物も見つかった。当時意識があった育子さんは「（男は）徒歩で逃げた」と話したという。

　現場は、東名高速道路の菊川インターチェンジの北東約５００メートルの住宅街。

　近くに住む男性（７６）によると、昭一さんは工務店を営み、大工をしていたという。「先週、地元のお祭りで地区に設置したぼんぼりにくいを打ってもらったばかりだった。優しくて恨まれる人ではない。ショックだ。物騒だし怖い」と語った。

　近所の７０歳代女性は「普段は静かなところ。事件が起きて恐ろしい」と不安そうに話した。