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阿部詩の敗因、監督「集中力が切れ一瞬の隙を突かれた」「相手も捨て身で来た」…団体戦出場「まだ分からない」

読売新聞 / 2024年7月28日 20時40分

柔道女子52キロ級の2回戦で、ウズベキスタン選手に一本負けした阿部詩(下)(28日)=関口寛人撮影

 柔道・全日本女子の増地克之監督は28日、パリオリンピックの女子52キロ級・阿部詩(パーク24)が2回戦で敗退した後に日本メディアの取材に応じ、「一瞬の隙を突かれたのが敗因」と振り返った。(デジタル編集部 深井千弘)

 阿部詩が2回戦で敗れたウズベキスタン選手は、昨年5月の世界選手権ドーハ大会決勝でも対戦し、その際は阿部詩が肩固めで一本勝ち。ただ、増地監督は「(相手は)スピードがあって、組み手が厳しく、そう簡単には勝てないだろう」と試合前から感じていたという。

 さらに増地監督は「(阿部詩が)技ありを取り、途中までは詩のペースで試合を運んでいたが、(最後は)相手も捨て身で来た」と分析。「(阿部詩は)相手の組み手を嫌って、少し後ろに下がってしまった。そこで相手に間合いを詰められて、技を食らってしまった。その前に相手の指が目に入ったのか、集中力が切れていたのかな、というのはすごく感じた。あの一瞬だけ、相手にチャンスを与えてしまった。もう少し時間をかけて、落ち着いてやればよかった」と悔やんだ。

 阿部詩には3年前の東京オリンピックに続く金メダルを期待されていたものの、メダルなしに終わり、「勝負というのはこういうもの。強いから勝つのではなくて、勝った者が強い」と増地監督。「阿部に対する相手の戦いを称賛するしかない」と率直に認めた。

 試合後には阿部詩と会ったものの、言葉を交わせる状態になく、「泣きじゃくる状況で、一人では歩けない状況だった。気持ちを落ち着かせることができない状況。(話ができるようになるには)もう少し時間がかかると思う」と説明。柔道競技の最終日に予定されている団体戦については、「本人がどうするか、まだ分からない。彼女が出るかどうかは、決めてはいないが、まだオリンピックは続いていくので、チームにしっかり力を与えてもらいたい」と話した。

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