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女性問題・予選落ち…瀬戸大也、東京五輪の失敗繰り返さずに決勝へ「悔しさぶつける」

読売新聞 / 2024年7月28日 22時6分

男子400メートル個人メドレーで決勝進出を決めた瀬戸大也(28日)=原田拓未撮影

 パリ五輪の競泳は28日、男子400メートル個人メドレー予選で、瀬戸大也(CHARIS)が4分10秒92の全体3位で決勝に進んだ。松下知之(東洋大)は同5位で通過。女子100メートル平泳ぎ予選では、33歳の鈴木聡美(ミキハウス)が全体4位の1分6秒04で準決勝に進んだ。

 金メダルを期待されながら、400メートル個人メドレーで予選落ちした東京五輪から、3年。瀬戸にとって、パリ五輪は「悔しさをしっかりとぶつける」ための舞台だ。この日は、全体3位で決勝に進み、同じ失敗は繰り返さなかった。

 予選から、世界記録保持者のレオン・マルシャン(仏)と隣のレーンで競った。好調のバタフライで飛ばし、序盤はレースを引っ張る場面もあった。徐々にリードを広げられたが食らいつき、「とにかく果てしない距離感」を感じさせられた昨年の世界選手権の時とは、手応えが違った。

 2020年、東京五輪の延期が決まった年の秋に週刊誌で女性問題が報じられた。日本代表を引っ張る立場のはずが士気を高めることができず、五輪本番でもメダルをつかめなかった。競技に向き合う姿勢、泳ぎを一から見直した。その後「集大成として、パリに向けて集中したい。後悔なくスタート台に立ちたい」と豪州に拠点を移し、3大会連続の五輪切符をつかみ取った。

 5月に30歳になった。競泳界は、初五輪で決勝に残った男子個人メドレーの松下、女子バタフライの平井など、次世代を担う選手は育ちつつある。今回こそ、後輩に好影響を与えられる選手になれるか。決勝進出を決め「この舞台に立てていることに感謝して、精いっぱい、一生懸命、泳ぎたい」と言った。(森井智史)

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