競泳１８歳松下知之、決勝へ…「小さい頃かじりついて見てた」夢舞台でも落ち着き

男子４００メートル個人メドレーで決勝進出を決めた松下知之（２８日）＝原田拓未撮影

　パリ五輪の競泳は２８日、男子の４００メートル個人メドレー予選で、瀬戸大也（ＣＨＡＲＩＳ）が４分１０秒９２の全体３位で決勝に進んだ。松下知之（東洋大）は同５位で通過。女子１００メートル平泳ぎ予選では、３３歳の鈴木聡美（ミキハウス）が全体４位の１分６秒０４で準決勝に進んだ。

　４００メートル個人メドレーで、８月１日に１９歳の誕生日を迎える松下が、初の五輪でも持ち味を発揮した。

　予選では、３泳法目の平泳ぎを終えて４位。最後の自由形で巻き返して組２位に入り、全体５位で決勝に駒を進めた。

　リオデジャネイロ大会の同種目を制した萩野公介さんと同郷の栃木出身。五輪は「小さい頃からテレビにかじり付いて見ていた」という憧れの舞台だが、予選は「余力を残して泳ぐことができた」と雰囲気にのまれなかった。日本競泳界の「お家芸」を継ぐ存在として、心強いばかりだ。