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ライバルと0秒24差の準優勝、「いつか勝って驚かせる」浜松開誠館・大石…陸上男子400m

読売新聞 / 2024年7月28日 22時49分

2位になり悔しい表情を浮かべる大石選手(左)と菊田選手(28日、福岡市で)

 全国高校総体は28日、陸上競技、ソフトボール男子が始まり、5県で9競技が行われた。陸上の男子400メートルで、浜松開誠館の大石亮太選手が準優勝した。

 太陽が照りつける赤いトラック。1位の菊田響生選手(法政二)と0秒24差でゴールを駆け抜けると唇をかみうなだれた。「あともう少しだった。ライバルに勝てなくて悔しい」とレースを振り返る。

 当初は短距離の選手だったが、中学3年から400メートルに専念。「力を出すタイミングなど駆け引きが面白い」と語る。

 菊田選手とは今春に大阪で行われた合宿で知り合った。ライバル関係ではあったが、ペース配分などのコツを教え合った。時には友として、とりとめのない話で盛り上がった。

 6月のU20日本選手権でも、大会新記録で優勝した菊田選手を追って3位でゴールした。

 「何とか1勝1敗にしよう」と意気込んだ決勝だったが、前半でペースを上げきることができず、後半で巻き返しを図るも2位に。「今日こそは響生に勝ちたかった」と悔しがった。

 大学でも陸上を続けるつもりだ。「これからもお互いに高め合いつつ、いつか(菊田選手に)勝って驚かせたい」と笑顔を見せた。

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