1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

3年ぶり完封の巨人・菅野「いろんな苦難があったけど、一つ乗り越えられた気がする」

読売新聞 / 2024年7月29日 6時0分

 巨人6-0DeNA(セ・リーグ=28日)――巨人は5連勝。五回、ヘルナンデスとモンテスの2点適時二塁打などで5点を挙げた。菅野が3年ぶりの完封勝利。DeNAは5連敗で、勝率5割に戻った。

 最後の打者の飛球がグラブに収まるのを見届け、巨人の菅野は両腕を高々と掲げた。「最後に、マウンドに立っているのは久しぶり。格別に気持ちいい」。今季最多117球での完封勝利には、屋台骨を支え続けてきたベテランの意地が詰まっていた。

 150キロに達する直球と、多彩な変化球を巧みに投げ分ける投球で、相手に的を絞らせない。三回、吉川、坂本の失策でピンチを背負ったが、「(野手に)カバーしてもらうことの方が多い。絶対に抑える」と、球威で押し込んで後続を断った。

 昨オフ、食事をともにした内海投手コーチに「投手陣を引っ張ってほしい」と言葉をかけられた。「分かりました」と返した菅野の脳裏には、追いかけ続けた、かつてのエース左腕の背中が思い起こされたに違いない。一切の妥協なく野球に打ち込み、チーム全体に目を配る姿は、良きお手本。「今でも、内海さんはこういうふうにやっていたなと思い出す」と言う。

 中軸を迎える九回のマウンドには志願して上がった。2安打されたが最後まで懸命に腕を振り、前回対戦で初回に4失点して敗れたDeNAの打線に、得点を許さなかった。連投続きのブルペンを休ませる快投。阿部監督は「投手陣を助けてくれた」と最敬礼した。

 完封勝利、そして完投も実に3年ぶり。この間、以前のように勝ち星を挙げられず、昨季は自己ワーストの4勝にとどまった。「いろんな苦難があったけど、一つ乗り越えられた気がする」。これでリーグトップに並ぶ9勝目。投手最年長の右腕が、戸郷、山崎伊に並ぶ柱として、チームを支えている。(平山一有)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください