京都国際、先発全員安打…「甲子園では自分たちらしく泥くさく戦う」

　全国高校野球地方大会は２８日、１０大会で決勝が行われた。早稲田実（西東京）がサヨナラ勝ちで９年ぶりに夏の甲子園切符をつかんだ。大阪桐蔭（大阪）は接戦を制し、報徳学園（兵庫）はエース今朝丸が完封し、それぞれ春夏連続出場。栃木では、昨春選抜に２１世紀枠で初出場した石橋が、初めて夏の甲子園行きを決めた。

京都国際１４―３京都外大西

　京都国際が先発全員安打の猛攻で京都外大西を圧倒した。一回に犠飛などで２点を先制し、二回には主将・藤本の２点三塁打などで一挙に６点を加えて突き放した。今大会は試合を重ねるごとに調子を上げ、準々決勝、準決勝と２試合連続でコールド勝ちし、決勝でも１１点差をつけた。藤本は「甲子園では自分たちらしく泥くさく戦い、３年前のベスト４を超えられるよう頑張りたい」と誓った。

京都国際（京都）　２年ぶり３度目

　　◇１９９９年創部。２０２１年夏に４強。春は２１年と今春の２度出場。ＯＢに広島の曽根海成ら。私立。