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ひっくり返せると確信していた南陽工…終盤想定重ねた紅白戦で重圧に慣れてきた

読売新聞 / 2024年7月29日 5時0分

8回、勝ち越し適時打を放ちガッツポーズで喜ぶ南陽工・宮脇

 全国高校野球地方大会は28日、10大会で決勝が行われた。早稲田実(西東京)がサヨナラ勝ちで9年ぶりに夏の甲子園切符をつかんだ。大阪桐蔭(大阪)は接戦を制し、報徳学園(兵庫)はエース今朝丸が完封し、それぞれ春夏連続出場。栃木では、昨春選抜に21世紀枠で初出場した石橋が、初めて夏の甲子園行きを決めた。

南陽工4―3下関国際

 準決勝まで3試合連続で逆転勝ち。その事実があるから、南陽工の選手たちは序盤に3点をリードされてもひっくり返せると確信していた。

 2点を追う八回二死一、二塁。5番阿部が内角のスライダーをたたいて左翼線を破る適時二塁打を放ち同点。さらに一、三塁から7番宮脇が「初球でも思い切り振ることができた」と真っすぐを左前にはじき返して勝ち越した。

 普段から七~九回に限定した紅白戦で、重圧に慣れてきた。桜ケ丘との3回戦では、タイブレイクの十回に3点をリードされながら、その裏に3長短打などで4点を奪ってサヨナラ勝ち。山崎監督は「練習で実戦感覚を身に付けさせてきた結果」と慌てず、1球に集中する選手の姿に目を細めた。

 14年前の夏は1回戦敗退に終わった。「粘り強さを発揮してチームの勝利に徹したい」と阿部。諦めない気持ちが、南陽工の一番の武器だ。(古島弘章)

南陽工(山口) 14年ぶり4度目

 ◇1963年創部。選抜には5度出場し、78年と2009年に8強。OBに元広島の津田恒実氏(故人)ら。県立。

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