体操女子、出場辞退した宮田笙子の髪留めをつけて暫定４位…大きなミスを出さずに笑顔

岸里奈のゆかの演技（２８日）＝武藤要撮影

　パリオリンピック体操は女子予選が２８日に行われ、全５班のうち３班が演技を終えた時点で、日本（岸里奈＝戸田市スポーツセンター、中村遥香＝なんばク、岡村 真 （まな）＝相好ク、牛奥小羽＝日体大）は暫定４位につけた。

　代表５人から宮田笙子（順大）が出場辞退で離脱し、五輪初出場の４人で大舞台に臨んだ日本の女子は、全４種目の計１６演技で落下、転倒などの大きなミスを一つも出さず、笑顔で予選を締めくくった。岸は「こんなにいい試合ができたのは初めてというぐらい」。メンバーは、それぞれ宮田が用意していた髪留めをつけて演技し続けた。牛奥は「楽しくできて、（４種目終了が）あっという間だった」と振り返った。