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「もしかしたら私にも」から夢を実現、14歳の吉沢恋がパリの青空の下で躍動…スケボー女子ストリート

読売新聞 / 2024年7月29日 1時55分

 パリ五輪は第3日の28日、スケートボード女子ストリートで吉沢恋(14)(ACT SB STORE)が金メダルに輝き、赤間凛音(15)が銀メダルだった。

 日本の10代の女子がパリの青空の下で躍動した。コンコルド広場での熱戦を制したのは14歳の吉沢。15歳の赤間がこれに続き、日本勢としては前回東京大会に続いて、この種目で2個のメダルを手に入れた。

 吉沢が兄についてスケートパークに行き、板に乗り始めたのは7歳の時。1日2時間でもずっと同じ技を練習できる根気強さがあった。でも「痛いし、転ぶこともあるし」。小学生でスケートボードはやめ、中学ではテニス部に入るつもりだったという。

 3年前の夏、テレビを見て思いが変わった。当時、13歳の西矢椛(サンリオ)が五輪で頂点に立ったからではない。西矢の武器である「ビッグスピンボード」は自分が小学5年で既に習得していたトリックだったからだ。板を270度横回転させる難度の高い技。「もしかしたら私にも可能性があるんじゃないかな」。遠いと思っていた世界のトップへの歩みが本格的にスタートした。

 小学生時代に習っていたトランポリンを再開。1年かけて磨いてきたトリックも大きな障害物で決められるようになった。五輪前哨戦で世界大会初優勝を決め、念願の五輪代表に内定した。

 「想像もできない舞台だから楽しみたい」と臨んだパリでも勢いは止まらなかった。予選を1位で通過すると、決勝でも堂々とした滑りを披露。一気に頂点へ駆け上がった。(井上敬雄)

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