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柔道女子48キロは「柔ちゃん」以来の「金」…角田、日本勢20年ぶり返り咲き

読売新聞 / 2024年7月29日 5時0分

 パリ五輪の柔道は28日、男女各1階級が行われ、男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)が2連覇を達成した。決勝ではウィリアン・リマ(ブラジル)に一本勝ちした。この階級の日本勢の連覇は2004年アテネ大会、08年北京大会を制した内柴正人以来。妹で同じく連覇を狙った女子52キロ級の阿部詩(パーク24)は2回戦でディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に一本負けし、敗退した。

 女子48キロ級は31歳の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が制した。五輪に柔道女子が正式採用されたのは1992年のバルセロナ大会だが、以降、メダルを量産したのがこの階級だった。

 バルセロナから5大会連続で谷(旧姓・田村)亮子が出場。谷は当時流行していた漫画にちなんで「柔ちゃん」と呼ばれて親しまれ、柔道界のヒロインとなった。バルセロナと続くアトランタ大会では銀メダルだったが、2000年シドニー五輪で金メダル。「初恋の人とやっと巡り合えた」と名言を残した。プロ野球選手の谷佳知(当時オリックス)との結婚後に出場した04年アテネ大会では「田村で金、谷でも金」のキャッチフレーズを掲げ、連覇を達成。出産後の08年北京大会でも銅を獲得した。

 10年に谷が引退した後、五輪3大会はそれぞれ別の選手が出場した。12年ロンドン大会はメダルを逃したが、16年リオデジャネイロ大会で近藤亜美が銅。21年東京大会では渡名喜風南が決勝に進み、ディストリア・クラスニチ(コソボ)に敗れて銀だった。パリ大会で、角田が日本勢20年ぶりの頂点に返り咲いた。

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