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400個メの18歳松下知之、自由形で瀬戸大也ら3人抜き銀メダル…「夢中になって泳いだ」

読売新聞 / 2024年7月29日 6時41分

男子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得し、7位の瀬戸大也に祝福される松下知之(右)(28日、パリ郊外で)=原田拓未撮影

 パリオリンピックの競泳は28日(日本時間29日未明)、男子400メートル個人メドレーの決勝が行われ、松下知之(東洋大)が4分8秒62で銀メダルを獲得した。

 8月1日に19歳となる日本のホープが初出場の大舞台で輝いた。松下は第2レーン。隣の第3レーンでは、2016年リオデジャネイロ大会「銅」の瀬戸大也(CHARIS)が前半から飛ばす。最後の自由形に入る時点で3位の瀬戸には0秒65差つけられ5位でターンした。

 ただ「ラストクロールのタフなレースになるというのは想定していた」。持ち味は最後の粘り。「そこを最後まで信じて」力を振り絞った。瀬戸を抜いて4位でターン、最後の50メートルでさらに2人を抜き去り銀メダルを獲得、右手でガッツポーズを作った。

 レース後「本当にここに来るまでいろんなつらいこともあったが、本当に、本当に頑張って良かったなと思ってます」と力を込めたが、涙より笑顔が似合う。「自分はただこの雰囲気を楽しむだけだと思っていた。雰囲気に身をゆだねて僕は夢中になって泳いだ」と目を輝かせた。

 栃木県出身で、同郷のリオデジャネイロ大会金メダリスト、萩野公介さんが目標だ。日本競泳陣の今大会1号メダルを「銀」で飾り、ぐっと近づいたと言えるかもしれない。その一方で、競泳男子で「新たな怪物」と呼ばれ、このレースでオリンピック新記録で金メダルを獲得したレオン・マルシャン(22)には大差をつけられた。「最高の思い出」となった大会で、松下はさらなる進化に向けた刺激を得たに違いない。(デジタル編集部)

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