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TGV破壊で「犯行声明」、五輪を「ナショナリズムの祭典」と批判…極左系活動家にみられる表現

読売新聞 / 2024年7月29日 9時46分

高速鉄道TGVの破壊行為の影響により、混雑するパリ北駅(26日午前、パリで)=池谷美帆撮影

 【パリ=梁田真樹子】AFP通信などによると、フランスの高速鉄道TGVに対する破壊行為があった翌日の27日、破壊行為の「犯行声明」と題してパリ五輪開催を批判する電子メールが複数のメディアに届いた。

 メールの差出人は「予期せぬ代表団」で、タイトルは「2024年パリ五輪開会式数時間前のTGV路線に対する妨害行為の犯行声明」とされていた。五輪を「ナショナリズムの祭典で、国家による住民支配の巨大な演出」と批判するなど極左系活動家にみられる表現で書かれていたという。

 ただ、執筆者と犯行の関連を直接的に示す記述はなかった。仏検察当局は事件との関連を調べているが、同通信は捜査関係者の話として「犯行声明というより、破壊行為を支持するメッセージ」との見方を報じた。

 一方、仏ニュース専門局BFMTVによると、五輪聖火が仏南部マルセイユに到着した5月8日にも、パリとマルセイユを結ぶTGV路線上でガソリンをつめたびんが見つかっていた。

 TGVを運行する仏国鉄は28日、復旧工事が完了したと発表した。29日から全路線で通常運行を再開する。28日までダイヤが乱れ、五輪選手団や関係者、旅行客ら約80万人に影響したとみられる。

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