1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

谷川萌々子の父親がなでしこ救った…試合前に助言「ブラジルGKは結構前に出ている」「どんどん狙って」

読売新聞 / 2024年7月29日 10時14分

 パリ五輪のサッカー女子は28日、1次リーグ第2戦が行われ、C組で世界ランキング7位の日本(なでしこジャパン)はブラジル(同9位)に2―1で逆転勝ち。56分に先制を許したが、後半ロスタイム、熊谷がPKを決めて追いつき、さらに谷川のロングシュートで勝ち越した。日本、ブラジルともに1勝1敗。日本は31日の1次リーグ最終戦で、ナイジェリア(同36位)と対戦する。

 日本の窮地を救ったのは、途中出場の19歳のMF谷川だった。

 1点を追う80分、自身初の五輪のピッチへ。「ゴールを決めてくれという合図だと思い、強い気持ちで入った」。90分頃、ゴール右から鋭い切り返しで突破を図ると、滑って防ごうとした相手の腕にボールが当たり、PKを獲得。これを熊谷が沈めて追いついた。

 まだ終わらない。余韻が残る最終盤、谷川がこぼれ球を迷わず蹴り込み、美しい弧を描いて約30メートルのロングシュートを決めた。2連敗の危機にあったチームを一気に勝利へ導き、1次リーグ突破へ前進させた。

 正確でパンチ力のあるキックが武器。この日の朝、父親から「ブラジルのGKは結構前に出ている。どんどん狙って」と助言され、神経を研ぎ澄ませていたという。「たくさんの観客が入った中でプレーして、本当に楽しい夢の舞台。実現できてうれしい」。近未来のなでしこを担うスターの誕生を予感させた。(パリ 林田晴樹)

日本・池田監督「交代選手も役割をしっかりと全うしてくれた。(逆転勝利で)チームも勇気づけられるし、勢いがつく」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください