「ブルーマリッジ」カツセマサヒコさん 性差別と無自覚、省みる
読売新聞 / 2024年8月2日 15時30分
食品専門商社の若手人事部員として労務環境の改善に取り組み、年上の彼女にプロポーズした守。勤続30年目にして部下へのハラスメントが問題化し、妻には愛想を尽かされて家を出て行かれた土方。物語は、2人の視点を交互に重ねながら、仕事やジェンダーに対する世代間の温度差を浮かび上がらせていく。
自身にけじめをつけるかのように筆を執った。「僕のような男性は『生きやすさ』を享受してきた側。その中で生まれた怠慢や加害と決別したいと思った」。世間で性差別やハラスメントを告発する声が大きくなる中、かつての恋人に対する発言や、いじめを傍観した過去など、苦い思い出が掘り起こされたという。
いつの間にか更新された価値観 それに裏切られたやりきれなさ
「絶対的な正義が常に存在するわけではなく、時代によって移ろいでいく。彼は時代の被害者でもある。自分の加害をどう受け入れていけばいいのかを書いていった」
かつての王子様は、結婚十数年目で、家庭では家事をこなす。「女性の社会進出って言われるけど、男性の家庭復帰が本当は鍵を握ってると思います」。眉にかかった前髪の下から優しい目が
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