ジョコビッチとナダル、６０回目の対戦がパリオリンピックで実現…通算成績はジョコビッチ３０勝２９敗

パリオリンピック、男子テニス１回戦に登場したノバク・ジョコビッチ（２７日）＝ロイター

　パリオリンピックの男子テニスシングルスで２９日、ノバク・ジョコビッチ（３７）（セルビア）と、ラファエル・ナダル（３８）（スペイン）の６０回目の対戦が実現する。これまでの対戦成績はジョコビッチの３０勝２９敗。ナダルは今シーズン限りでの現役引退を表明しており、ＳＮＳ上ではファンらが「オリンピックで最後の対戦か」と盛り上がっている。

　ジョコビッチは、四大大会で歴代最多２４回の優勝を誇り、ナダルも２２回優勝している。これまで５９回対戦している両者だが、オリンピックでの対戦は１度だけ。２００８年の北京大会準決勝で、ナダルが６―４、１―６、６―４で勝利している。

　会場となるローランギャロスは、赤土のクレーコートで、ナダルはクレーコートの「史上最高選手」と呼ばれるほど、クレーコートと相性がいい。ナダルは１回戦を勝ち上がった２８日、ジョコビッチとの対戦について、「ノバクと対戦することはいつも特別なこと。いつも希望を持っているし、信じているし、ベストを尽くしたい」と語っている。

　一方、初戦突破した２７日にナダルと対戦する可能性について問われたジョコビッチは「ナダルとの対戦は、僕にとっては決勝戦のようなもの。もし対戦することになれば、大舞台で顔を合わせるのはおそらく最後になるだろうから、楽しみにしている」と話した。

　試合は２９日の日本時間午後７時から行われるが、残念ながら日本国内での、テレビ放送は予定されていない。ＳＮＳ上でファンらは「観たかった」という声があふれた。（デジタル編集部）