1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

イスラエル軍、ヒズボラに限定的報復攻撃へ…五輪中の仏やエジプト・ヨルダンなどは自制求める

読売新聞 / 2024年7月29日 20時21分

 【エルサレム=金子靖志、ワシントン=池田慶太】イスラエル政府は28日夜、自国が占領しているゴラン高原で子供12人が死亡したロケット弾攻撃を受けて閣僚会議を開き、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に対応を一任することを決めた。ネタニヤフ氏はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの報復攻撃に近く踏み切るとみられる。攻撃の規模については限定的との観測が出ている。

 ロケット弾は27日にゴラン高原の町にあるサッカー場を直撃した。ヒズボラは攻撃を否定しているが、イスラエル軍は着弾したロケットがヒズボラを支援するイラン製だったことからヒズボラの攻撃だと断定した。

 米国家安全保障会議(NSC)もヒズボラによる攻撃と断じ「例外なく非難されるべきだ」とする声明を発表した。声明には、イスラエルの安全保障に対する米国の支持は「揺るぎない」とも明記した。

 各国からはイスラエルとヒズボラに自制を求める声が上がっている。パリ五輪の開催地フランスのマクロン大統領は28日、ネタニヤフ氏と電話で会談し「緊張激化を避けるべきだ」と要請した。エジプトやヨルダンなど周辺のアラブ諸国も慎重な対応を求めている。

 イスラエル主要紙ハアレツは、国防筋の話として、イスラエル軍による「報復攻撃は限定的」になるとの見方を示した。ネタニヤフ氏は、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を続ける中で、ヒズボラとの全面衝突を避けたい考えだという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください