柔道・橋本壮市は準々決勝で地元フランス・ガバに反則負け…敗者復活戦に回る

　パリオリンピックは２９日、男子７３キロ級が行われ、２回戦から登場した初出場の橋本壮市（パーク２４）は準々決勝で、地元フランスのジョアンバンジャマン・ガバ（２３）に延長戦で指導３回の累積による反則負け。敗者復活戦に回った。

　橋本は開始２分４秒で指導を受けたが、両者とも技でのポイントは得られず、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入した。橋本が延長戦の１分２０秒にも指導を受け、２分１４秒にはガバにも指導。消耗戦の様相となった。最後は２分２８秒に橋本が３回目の指導を受け、反則負けが決まった。

　ガバは２０２４年のヨーロッパ選手権の銅メダリスト。今大会は１回戦はジョージアの選手に延長戦の末、反則勝ち。２回戦はタンザニアの選手に上四方固めで１本勝ちを納めた。得意技は一本背負い。好きな音楽はラップで、みずからプロデュースもするという。

　橋本は２回戦から登場、マーク・フリストフ（ブルガリア）戦では、開始１２秒、袖釣り込み腰で技ありを奪い、そのまま優勢勝ちを納めた。