1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

バロン西とは?…日本勢の馬術、92年ぶり五輪メダルで脚光

読売新聞 / 2024年7月29日 22時2分

ロサンゼルスオリンピック・障害飛越個人で金メダルの西竹一選手と愛馬ウラヌス号(1932年8月14日撮影)

 パリオリンピックの馬術は29日、総合馬術団体の障害飛越が行われ、日本が銅メダルを獲得した。馬術競技の日本勢の五輪メダルは、1932年ロサンゼルス大会で障害飛越の西竹一が金メダルを獲得して以来92年ぶり。SNS上では「バロン西」以来の快挙と盛り上がっている。(デジタル編集部)

 これまでの馬術競技で日本唯一のメダリストだった西竹一は「バロン西」として知られる。1902年、東京生まれの西は学習院初等科から陸軍幼年学校に入り、陸軍士官学校に入学。27年に騎兵中尉に進級した。ロス五輪では約10万人の観衆の前にウラヌス号と登場し、設定された19の障害を飛越した。地元の米国選手を破り、金メダルを獲得した。バロンは男爵位を持つことからの呼称だ。

 ロス五輪後は騎兵学校の教官を務め、36年のベルリン五輪では、個人20位だった。

 西は1945年、太平洋戦争の激戦地となった硫黄島で戦死した。ウラヌス号のたてがみを懐に忍ばせていたともいわれている。クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」でも西の姿が描かれている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください