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大会直前に監督交代・先発はすべて2年生…菰野、逆境で一丸  

読売新聞 / 2024年7月30日 5時0分

16年ぶりの甲子園出場を決め、喜ぶ栄田(中央)ら菰野ナイン

 全国高校野球地方大会は29日、和歌山大会では、智弁和歌山が近大新宮の追い上げを振り切って2年ぶりの夏の甲子園を勝ち取った。菰野(三重)は鈴鹿との接戦を制し、関東一(東東京)は帝京を破って代表の座をつかんだ。創成館(長崎)は2年連続の出場を決めた。30日に愛媛で決勝が行われ、全49代表が出そろう。

菰野2―0鈴鹿

 大会直前に監督が代わった。誰もが困難と思うであろう壁を、先発メンバーはすべて2年生という菰野ナインが克服した。「彼らが苦労し、乗り越えた瞬間を見ていたら泣けてきた」と森田監督の目に涙が光った。

 6月中旬に前監督の不適切な指導が原因で、それまで部長だった森田監督が指揮を受け継いだ。エース栄田は「(動揺は)やっぱりあったが、することは一緒。いつも通りの野球をしようと臨んだ」と明かした。

 この日の決勝でも、春の東海大会で準優勝した選手たちは落ち着いていた。栄田が変化球で内角を攻め、安打を許しても「バックを信じる」と一呼吸置き、緩急をつけて打たせて取った。九回、一死一、二塁の場面でも変化球で遊ゴロ併殺に仕留め、完封で歓喜の瞬間を迎えた。

 これまで春夏3度の甲子園は、いずれも初戦敗退。今夏こそ、新たな歴史を刻む決意だ。(豊嶋茉莉)

菰野(三重) 16年ぶり3度目

 ◇1955年創部。選抜は1度出場。春の東海大会は準優勝。OBに阪神の西勇輝、中日の岡林勇希ら。県立。

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