岡山学芸館エース沖田が「自分で取り返す」と２点二塁打、関西の反撃しのぐ

　全国高校野球地方大会は２９日、和歌山大会では、智弁和歌山が近大新宮の追い上げを振り切って２年ぶりの夏の甲子園を勝ち取った。菰野（三重）は鈴鹿との接戦を制し、関東一（東東京）は帝京を破って代表の座をつかんだ。創成館（長崎）は２年連続の出場を決めた。３０日に愛媛で決勝が行われ、全４９代表が出そろう。

岡山学芸館４―３関西

　岡山学芸館が関西の反撃をしのいで甲子園への切符をつかんだ。１点を先制された直後の二回二死一、二塁、打席に立ったエース沖田が「自分で取り返す」と２点二塁打を放って逆転。六回には打線が安打を重ねて貴重な２点を追加した。今大会は層の厚い投手陣を中心に創志学園や岡山理大付を破り、決勝では春の県大会で敗れた関西も退けた。沖田は「甲子園でもチームを勝利に導きたい」と顔をほころばせた。

岡山学芸館（岡山）　５年ぶり３度目

　◇１９７０年創部。選抜は１度出場。ＯＢに日本ハムの金村尚真ら。サッカー部も強豪。私立。