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浄水場の水源から発がん性恐れのPFAS検出、国の目標値上回る…香川の水道企業団「水道水は問題ない」

読売新聞 / 2024年7月30日 13時30分

 香川県広域水道企業団は29日、発がん性の恐れが指摘されている有機フッ素化合物「 PFAS ピーファス」について、観音寺市の 茂木 しげき浄水場(茂木町)の水源の一つである井戸水から、国の暫定目標値を上回る数値が検出されたと発表した。同浄水場から送られた水道水は目標値未満で「水道水は問題ない。安心して飲んでほしい」としている。

 同企業団では2022年度以降、PFASについて給水栓や浄水の原水などで順次、定期検査を実施。県内での検出は初めてという。

 同企業団によると、PFASの代表的な物質が、7月16日に採水した定期検査で1リットルあたり59ナノ・グラム検出され、国の暫定目標値の50ナノ・グラムを上回った。

 その後、23、25日に採水した井戸水からも、71ナノ・グラム、74ナノ・グラムをそれぞれ検出。一方、茂木浄水場から送水した水道水は23日時点で24ナノ・グラムだった。

 同企業団は25日、この井戸からの取水を取りやめ、西部浄水場(三豊市高瀬町)からの給水で補っている。観音寺市はこの井戸から半径500メートル以内の高屋町、茂木町の一部の飲用井戸は「水の飲用は控えてほしい」とし、水質検査を実施する。

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