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開始9秒で一本負け、舟久保遥香「わからない」「徹底的に準備してきたのに」…愚直な練習で次の五輪王者目指す

読売新聞 / 2024年7月30日 9時2分

銅メダルを手にする舟久保遥香(29日、パリで)=関口寛人撮影

 パリ五輪の柔道は男女各1階級が29日に行われ、男子73キロ級の橋本壮市(パーク24)は準々決勝でフランス選手に敗れたものの、敗者復活戦を勝ち上がり3位決定戦も制して銅メダルを獲得した。女子57キロ級の舟久保遥香(三井住友海上)も準々決勝で前回銀メダルのフランス選手に敗れたが、3位決定戦でリオデジャネイロ大会金メダルのブラジル選手を破り、銅メダルとなった。

 女子57キロ級の舟久保は、準々決勝で試合開始わずか9秒で一本負け。何とか立て直し、銅メダルを獲得した。日本柔道史上100個目の五輪メダルとなったが、「徹底的に準備してきたのに、何もできずに終わってしまった」。3位決定戦の畳を降りると、涙が頬を伝った。

 地元フランスのサラレオニー・シシケとの準々決勝。組んで様子を見ようかというところで、相手の足技で背中から畳にたたきつけられて一本負け。「わからない。(会場の雰囲気に)のまれた感じもないし、浮足だった感じもなかった」と首を振るしかなかった。

 得意の寝技も封じ込められる場面が多く、「優勝に絡めるレベルの戦いができなかった。今のままでは五輪王者になれない」。真面目に、愚直に練習をし、焦らず少しずつでも強くなれることが舟久保の何よりの強み。ロサンゼルスまでの4年で、どこまで積み重ねられるか。(小高広樹)

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