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橋本壮市「諦めたら今までの自分に申し訳ない」…日本柔道最年長の五輪出場、銅メダルへ「持てた瞬間決めてやろう」

読売新聞 / 2024年7月30日 9時23分

柔道男子73キロ級で銅メダルを獲得し笑顔を見せる橋本壮市(左)(29日)=関口寛人撮影

 パリ五輪の柔道は男女各1階級が29日に行われ、男子73キロ級の橋本壮市(パーク24)は準々決勝でフランス選手に敗れたものの、敗者復活戦を勝ち上がり3位決定戦も制して銅メダルを獲得した。女子57キロ級の舟久保遥香(三井住友海上)も準々決勝で前回銀メダルのフランス選手に敗れたが、3位決定戦でリオデジャネイロ大会金メダルのブラジル選手を破り、銅メダルとなった。

     ◇

 32歳11か月。ようやくたどり着いた五輪で男子73キロ級の橋本は銅メダルを獲得した。「金メダルしか見ていなかったから悔しいけど、自分の持てる力は出し切れた」とすがすがしかった。

 粘り強い戦いが持ち味のジョアンバンジャマン・ガバ(仏)との準々決勝は、お互い得意とする持久戦となり、根気勝負に屈し、先に三つ目の指導を受けて反則負け。だが、銅メダルに向けて切り替えた。「32年の柔道人生に悔いがないようにやるしかない。諦めたら、今までやってきた自分に申し訳ない」

 敗者復活戦を経て迎えた3位決定戦。試合開始直後に得意の投げ技で技あり。「持てた瞬間決めてやろう」という積極的な戦いぶりで試合を主導し、見事に優勢勝ちした。

 橋本は日本柔道史上最年長での五輪出場。そして当然、最年長のメダル獲得だ。「五輪の畳に立って、柔道やってて良かった。幸せだったな」と振り返った。

 ただ、喜びばかりに浸ってはいられない。橋本は混合団体の主力の一人。「しっかり準備して、日本の勝利に貢献したい」。本当の集大成は、団体の金メダルで飾りたい。(小高広樹)

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