とわの森三愛、五輪出場の偉大なOG・松本麻佑の言葉胸に「先輩超える団体4強」を…バドミントン女子
読売新聞 / 2024年7月30日 11時22分
福岡など北部九州の4県を主会場にした今夏の全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)のバドミントン女子団体に、パリ五輪女子ダブルスに出場する松本麻佑選手(28)の母校、とわの森三愛が出場する。これまで、松本選手が在籍時のベスト8が最高位の同校。エースとして出場する斎
とわの森三愛は、6月に行われた全道大会で団体戦を制し10連覇を達成。インターハイでは2012年、松本選手が2年生だった時の全国8強が最高成績となっている。
斎選手は昨年、道内で行われたインターハイに出場後、右足の疲労骨折が判明した。3年生が抜け、チームを引っ張っていかなければと、今まで以上に練習しようと考えていた時だった。秋に手術を受け、リハビリに取り組んだ。
復帰直後の年末、松本選手が激励に訪れ「練習のための練習はしないで。練習から試合を想定しよう」と声をかけてくれた。
偉大な先輩の言葉を胸に、ノックを受ける際は漫然と数をこなすのではなく、実戦を念頭に置いてシャトルに食らいつくようにした。
1メートル77と長身の松本選手とは対照的に、1メートル51と小柄な斎選手。体格差をカバーしようと、今年から肉体改造にも挑戦してきた。
縄跳びやランニングといったトレーニングのほか食事にも気を配り、体脂肪率は、3月から5月で5ポイント減少。「ネット際に追い込まれた時、踏ん張りがきくようになった。疲れにくくもなった気がする」と手応えを語る。
バドミントン競技は31日~8月4日、佐賀県で開催される。団体戦はダブルス2、シングルス3の計5試合で先に3勝すれば勝利となる。ダブルスとシングルスのどちらにも出場する見込みの斎選手。「松本選手のように高い打点のショットは打てないけれど、すばしっこいプレーで勝ちたい。そして4強入りを」と力を込めた。
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