前半は積極的守備で女王アメリカと接戦…女子バスケ山本麻衣、決勝Ｔでは「ちゃんと倒せるように」「大会の中でも成長」

パリ五輪バスケットボール女子、２９日の米国戦でシュートする日本の山本（手前）＝ＡＰ

　パリ五輪のバスケットボールは、２９日に行われた女子１次リーグ初戦で、Ｃ組の日本は７６―１０２で前回金メダルの米国に敗れた。

　東京五輪決勝と同じ顔合わせとなった初戦で、日本が女王米国の牙城に屈した。前半は山本麻衣（トヨタ自動車）らが３点シュートを高確率で決め、積極的な守備で相手のミスを誘うチームの持ち味を出して接戦を展開したが、徐々に平均身長１メートル８５の高さを誇る米国が本領を発揮。総リバウンド数で２７―５６と圧倒されるなど、ゴール付近での攻防で後手に回ったのが響いた。決勝トーナメントに進めば再戦の可能性もあり、山本は「次はちゃんと倒せるように、この大会の中でもチームとして成長していきたい」と雪辱を見据えた。