1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

フェンシング飯村一輝、攻撃で「得意の速さ」徹底できず悔やむ…世界ランキング1位の団体戦は「自信持って臨みたい」

読売新聞 / 2024年7月30日 10時30分

 パリ五輪のフェンシングは29日、男子フルーレ個人の飯村一輝(慶大)が3位決定戦で米国選手に12―15で屈した。準決勝では、香港選手に11―15で敗れていた。2008年北京大会での太田雄貴の「銀」以来となるフルーレ個人のメダル獲得を果たせなかった。女子サーブル個人で金メダルが期待された江村美咲(立飛ホールディングス)は3回戦で韓国選手に7―15で完敗した。

 3位決定戦で敗れた飯村はピストにしゃがみ込み、手で顔を覆った。「相手が強くなったら自分のプレーを貫けなくなる。自分には勝ち切る力が足りない」。男子フルーレ個人で2008年北京五輪の太田雄貴以来2人目のメダルには、惜しくも届かなかった。

 初戦の2回戦、3回戦はともに快勝。準々決勝は、地元フランス選手との接戦を制して4強に進んだが、ここからは勝手が違った。

 準決勝は世界ランキング3位の香港選手、敗れて回った3位決定戦は同2位の米国選手に屈した。同9位で、五輪初出場の20歳が悔やむのは、得意の速さを生かした攻撃を徹底できなかったこと。大舞台で格上を相手にする時ほど、迷わず自分の力を出し切ることが重要だと身をもって知った。

 雪辱の機会は8月4日に迎える団体戦。飯村を含む日本は昨年の世界選手権を制し、現在世界ランキング1位につける。「今日の経験をメンバーで共有して、自信を持って臨みたい」と飯村。紙一重で個人のメダルを逃した悔しさは、団体の頂点に立つことで晴らすつもりだ。(佐野司)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください