トヨタの上半期販売５１６万台、５年連続で世界首位…ＨＶ中心に海外で好調

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　トヨタ自動車が３０日発表した２０２４年上半期（１～６月）の世界販売台数は、前年同期比４・７％減の５１６万２４４２台で、５年連続の世界首位となった。自動車の認証試験を巡る不正の影響で国内販売は３割減少したが、ハイブリッド車（ＨＶ）を中心に海外での売れ行きが好調だった。

　トヨタの販売台数はトヨタ、レクサスの両ブランドのほか、グループのダイハツ工業、日野自動車を含む。前年同期を下回るのは２年ぶり。２位は独フォルクスワーゲン（ＶＷ）グループの４３４万台、３位は韓国ヒョンデ（現代自動車）グループの３６１万台だった。

　トヨタは、海外販売が３・１％増の４３３万８８４７台となり、上半期として過去最高だった。北米ではスポーツ用多目的車「ＲＡＶ４」などが好調で、トヨタ・レクサスの両ブランドのＨＶ販売が５割伸びた。

　一方、国内販売は３２・０％減の８２万３５９５台にとどまった。トヨタ本体やダイハツ、豊田自動織機で、車などの量産に必要な認証「型式指定」の不正が相次いで発覚し、出荷停止となる車種が続出したことが響いた。ドア部品の不具合による「プリウス」のリコール問題で、生産を２か月以上停止したことも影響した。