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高さで知られるタヒチの波、攻めやすい波選びができたかで勝敗に差[関野聡の目]

読売新聞 / 2024年7月31日 5時0分

3回戦で波に乗る五十嵐カノア(29日、タヒチ島で)=ロイター

 パリオリンピックのサーフィン男子は29日、フランス領ポリネシアのタヒチ島で3回戦が行われ、東京大会銀メダルの五十嵐カノアはガブリエル・メジナ(ブラジル)に敗れた。稲葉玲王はフィリペ・トレド(ブラジル)を破って準々決勝に進出を決めた。

 前日までは波が小さかったが、男子の3回戦が行われた29日はコンディションが一転した。高い波で有名なタヒチのチョープーらしい3メートル超の波も出現し、自分が攻めやすい波をどう選択するかが、勝敗の分かれ目となった。

 五十嵐は対戦相手のメジナ(ブラジル)が大波をとらえて9・90の高得点をマークしたが、自身は波選びがうまくいかず、得点を伸ばせなかった。今大会は渦巻いてトンネル状になった波の中で板を走らせる高度な技術「チューブライディング」の出来も得点に大きく影響している。五十嵐はチューブライディングの出来も、メジナに比べて少し劣っていたように思う。東京五輪の準決勝ではメジナに勝利していたが、この日は五輪での借りを返されてしまった。

 初出場の稲葉は、同じくブラジルのトップサーファー・トレドを破って勢いに乗りそうだ。日本勢として2大会連続のメダル獲得に期待が高まる。(プロサーファー)

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